2005年09月08日
爆発消炎ベントの消炎シーン(ムービー)
◆ムービー上: エクスプロージョン・ベントだけでの爆発放散では、 大きな火柱が発生します。 このままでは屋内での爆発放散は不可能です。 激しく吹出す火炎をご覧ください。
◆ムービー上: エクスプロージョン・ ベントに爆発消炎ベントFlamQuehcn II を組合せた爆発放散では、火炎が放出されません。 消炎されたガスだけが放出されます。また、 内部の粉じんも放出されませんので、二次爆発の危険性も回避できます。 これらのことにより、 屋内での爆発放散が実現できます。
*ムービーが再生できない場合は、Sun Microsystems社のWebサイトでJavaをダウンロードしてください。投稿者 fike1 : 18:41
爆発消炎ベントとは、
火炎の出ない爆発放散を実現! 第2世代の爆発消炎ベント
爆発消炎ベントとは、屋内で爆発放散を可能とするために、エクスプロージョン・ベントに消炎装置を組合せたもので、爆発放散時に火炎が放出されません。ファイクは、1992年に第1世代の爆発消炎ベントFlamQuenchを発表したパイオニアです。
第1世代の爆発消炎ベントFlamQuenchは、その消炎装置による圧力損失による爆発放散効果の減少が大きいことが検討課題でした。今回リリースされた第2世代のFlamQuench II は、この課題を大幅に改善したモデルです。爆発放散の効率は、大気への爆発放散時の80%が維持されています。
組合わされるエクスプロージョン・ベントは、丸型のCV、CV-S、CV-CFおよびCV-H型で、防護される機器の上面または側面に取付ます。
エクスプロージョン・ベントを屋内の機器に取付た場合は、屋外へ爆発火炎を放出するための放散ダクトを設置する必要があります。放散ダクトを設置した場合には、深刻な爆発放散効果の減少があり、機器の耐圧を圧力容器並に上げる必要が出てきます。
爆発消炎ベントFlamQuench II を使用すれば、放散ダクトが不要となりますので、最低限の爆発放散効果の減少だけで屋内での爆発放散を実現します。
◆写真上:爆発消炎ベント FlamQuench II
◆写真左:エクスプロージョン・ベントだけでの爆発放散では、大きな火柱が発生します。このままでは屋内での爆発放散は不可能です。火炎放射器を思い浮かべてください。
◆写真左:エクスプロージョン・ベントに爆発消炎ベントFlamQuehcn II を組合せた爆発放散では、火炎が放出されません。安心して屋内での爆発放散が計画できます。
<爆発消炎ベントFlamQuehcn II の性能>
対応粉じん: 金属以外の有機粉じん
対応爆発指数Kst: 300bar-m/sec 以下
エクスプロージョン・ベントのセット圧Pstat: 0.05~0.69barg
放散爆発圧力Pred: 0.1~1barg (ただしPred-Pstatは少なくとも0.1~0.2bar必要)
設置安全距離: 人員まで3m以上
設置安全距離: 他の機器まで0.7m以上
投稿者 fike1 : 17:36