2009年11月19日
「実務者のための粉じん爆発・火災安全対策」
2009年9月、日本粉体工業技術協会・粉じん爆発委員会(編集)による、「実務者のための粉じん爆発・火災安全対策」が、オーム社より刊行されました。この本は、粉じん爆発と火災事故の防止・軽減に携わる実務者を対象に、
・工程別、業種別(粉体の種類別)の危険性とその対策について、具体的な事故事例を盛り込んだ解説
・代表的な企業のプラント安全管理体制の事例
・爆発・危険性に関する法規
などについて述べられています。これらは実務者にとってたいへん参考になる内容となっており、粉じん爆発の実務に関わる方の必携本といえます。
この書籍は2006年に刊行された「粉じん爆発・火災対策」の続編として位置づけられています。「粉じん爆発・火災対策」では、爆発のメカニズム、危険性評価、爆発特性値と被害低減対策などについて基礎的、学術的な側面が重視された内容となっていたのに対し、「実務者のための・・」は書名の通り、実務者にとってより即戦力となるような内容となっています。
オーム社ホームページの購入先:
http://ssl.ohmsha.co.jp/cgi-bin/menu.cgi?ISBN=978-4-274-20766-2
これら2冊の書籍は、日本粉体工業技術協会・粉じん爆発委員会が主催する、安全対策関係実務者を対象とした、安全研修のテキストとして、2009年度より使われ始めています。
この研修は2009年度より定例開催となりました。今回は2009年11月12日~13日の二日間にわたり、東京都清瀬市にある、労働安全衛生総合研究所にて開催されました。定員が60名のところほぼ満席状態となり、安全に関わる方々の意識の高さが伺えます。
社団法人 日本粉体工業技術協会のホームページはこちら:
http://www.appie.or.jp/index.html
セミナーの案内はこちら(2009年の開催は終了しています):
http://www.appie.or.jp/event/seminar/h21/091112funjin.pdf
投稿者 fike1 : 2009年11月19日 13:17