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2005年09月22日

ステンレス製のラプチャーディスク、ホルダーが腐食するのですが、良い対策はありますか?  質問No.8

■ラプチャーディスク(破裂板)、ホルダーの腐食対策について

圧力用安全装置として破裂板を使っているが腐食がある為か、破裂板にピンホールができてリークしたり、過早破裂するトラブルが起き困っている。 そんな腐食性流体をご利用のプロセスには次のような破裂板と専用ホルダーの選択ができます。

①破裂板及び専用ホルダーの接液部にテフロンライニングを施す。

②破裂板の出入口側にテフロンライニングを施す。

③破裂板及び専用ホルダーに高級耐食性材質を採用する。

④専用ホルダーにファイク・タンタル・メタレーティングを採用する。

①と②で使用される専用ホルダーのテフロンライニングの厚みは1.5~2mm程度となります。又、破裂圧力に影響のないように破裂板のテフロンライニングは0.5mmより薄い場合が多いため、塩素ガスなどの流体はテフロンを透過して、破裂板の金属部を腐食してしまうことになりますので注意が必要となります。しかし、テフロンライニングは安価ですむ特長があります。

③の耐食性材質の採用では、SUS316L 及び Hast C などはそんなに高価ではありません。しかし、チタンやタンタルとなると大変高価で製作納期もかなり長くなることがあります。

そこで④のように、ステンレス材の専用ホルダーにタンタルの蒸着、即ちメタレーティングをコーティングした場合、安価で耐食性に優れ、実績も多く、安心してご使用頂けるのが特長です。

価格が高いと申しましても安全弁の高級材質での製作と比較したら、破裂板の価格はかなり低くおさえられるものです。安全弁のメンテナンスコスト削減のためにも、耐食材を採用した破裂板を腐食性流体から安全弁をシールするために、安全弁の一次側に取り付けることで大きなメリットが出てまいります。

ご理解いただけましたでしょうか。
さらに詳しくお知りになりたい場合は、弊社までご連絡ください。

投稿者 fike1 : 2005年09月22日 20:11