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2005年08月17日

MRK型ラプチャーディスク

MRK_Burst_Sample.jpgMRK_Sample.jpg
◆左:MRKタイプ・ディスクの破裂前 ◆右:MRKタイプ・ディスクの破裂後

NifeBlade.jpg
◆左:各サイズのナイフブレード

MRK型ラプチャーディスクは、凸面部に圧縮圧力を受け、設定圧力で反転座屈しホルダー二次側に取付けられているナイフブレードににぶつかり切断されることにより破裂します。金属製ラプチャーディスクとしては、極めて低い破裂圧にて製作が可能です。また、繰返し圧力による疲労の影響を受けづらいため、長いサービスライフを実現しています。(10万回のサイクルで使用可能)さらに、反転構造からバキュームサポートなしで、バキュームに耐えることができ、高圧域以外では破裂時に破片が飛散しません。使用上の制限事項としては、流体が圧縮性のガス、ベーパーである必要があります。流体が液体の場合には、必要なエアだめを持つ必要があります。

<MRK型ラプチャーディスクの特徴>
■設定破裂圧力と運転圧力が比較的接近している場合も使用できる
⇒許容公差の下限に対し90%までの圧力で常用運転できる
■反転座屈が破裂セットとなる設計のため、引張型および反転スコア型に比較して極めて金座疲労を受けづらい特性をもつ
⇒長いサービスライフを実現
⇒繰返し圧力運転に強い
■ファイク独自の流線型の3分割ナイフブレードの採用により、低い破裂圧力においても完全な破裂開口を得られる(RKB型は4分割ナイフブレード)
■ホルダーのディスク保持部は、ファイク独自のつぶれに強い山形のエッジを採用
⇒エッジ部の滑りに強い
⇒ホルダーのエッジ再加工による修理不要で継続使用できる
■破裂時の破片の飛散がない(上限値あり)
■バキュームサポートなしで、フルバキュームまで使用できる

Temp_MRK.gif

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投稿者 fike1 : 2005年08月17日 16:31